アーティストのように自分自身の表現を追い求めているわけではなく、クライアントの設定する目標や条件の下で最大の効果を発揮するデザインを提供する。

デザイナーのように一分野を深く追求するのではなく、全てのクリエイティブワークに対して、的確なデザインディレクションをデザイナーに対して行う。

コンサルのように素晴らしい提案を行うことに留まるのではなく、その提案を実行するプロデュースを行う。

 

 

小さい頃から絵を描くことが好きで、特にマティスと今井俊満には影響を受けた。しかし、身体が不自由になっても描きたくてたまらなかったマティスほどに、自分自身から湧き上がる表現はなかった。思えば、学生時代から対象とする誰かに喜ばれたい、誰かを驚かせたいという動機でばかり絵を描いていた。


パリで日本人独特の感性を、翻訳することなくそのままの形で表現していた今井俊満に憧れ、自分の絵を持って会いに訪れたことがあった。その時に頂いた「海外で活躍したいなら、まず日本を知りなさい」という教えを深く受け止め、学生時代はまさに日本中を、バイクで走り回って日本の風景や文化、慣習に触れてきた。

そんな絵への気持ちから、デザイナーではない、といいながらも、グラフィックデザインや、家具デザインを直接行ったりもしている。ディレクションするだけは物足りなくて、プロジェクトの一部に、自身がデザイナーとして関わることもある。グラフィックデザインとコピーライトだけの仕事もするようになってきた。


大学を卒業してすぐに勤めた住宅からリゾート、商業開発まで行い、直営するディベロッパーでは、多くの種類のプロジェクトの運営管理や、事業リストラ、事業企画に携わった。この時にマーケティングと事業計画の重要性を実感し、その分野のスキルアップに鍛錬した。それを活かし、27歳で独立後は、国内外の企業やブランドに対して、主にブランディングとマーケティングの視点からコンサルと行うことがある。また、他のコンサルが入った後のプロジェクトに参加することもある。

そこで、どんなに素晴らしい企画も、実行段階が肝心であることを知った。そして、その企画は立案した本人が一番効率よく、適切に遂行できることも実感している。

 

自分自身が立案した企画は、自分自身で実行できるよう、心掛けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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