『商店建築』(株式会社商店建築社 発行)誌上にて

2004年9月から2005年12月まで
「尾谷憲一のクーペ・スタイル」として

2006年1月から2007年12月まで
「トレンド・ハンティング」として

連載された当時の誌面をスキャンニングした画像と、テキストの原文(校正前の文章)を少しずつこのページで紹介していこうと思う。
テーマを表現したソリマチアキラさんのイラストも楽しんで欲しい。

時代も、私の年齢も違うので、加筆したい気持ちはやまやまだが、当時の雰囲気を感じられるかも知れないので、そのまま載せることにする。
欄外の写真や文章は、今、現在の私が当時を想ってコメントしたもの。

連載の最初の号では、連載のタイトルである"クーペ・スタイル"を説明する文章も書き添えた。
"クーペ・スタイル"は、京都のの眼鏡屋『OBJ』の
プロモーションのコピーに、"ルーツ・コンシャス"は、流行を永続きさせるためのキーワードとして、何度も私の企画書に登場した。

 

以下、まえがきより

クーペ・スタイルとは

子供にマス・トレンドが支配された時代は過ぎ、近年はあらゆる業界において大人のマーケットの存在を意識している。
そのマーケットの注目すべきトレンドに共通するコンセプトは、ちょっとだけ大人で、エレガントでスポーティ、ちょっと懐古的で挑戦的、気負わずコダワリ過ぎない、といった、自動車のクーペを嗜好するスタイルに似ている。
そんなスタイルコンセプトをクーペ・スタイルと名付け、それを『バランス・コンシャス』と『ルーツ・コンシャス』という2つのキーワードで解釈してみようと思う。

バランス・コンシャス:
両極端の嗜好の中庸をとるのではなく、
両極端の嗜好をバランス良く両方持っていようとすること。
一方の嗜好にコダワリ過ぎず、相反する嗜好もなんなく採り入れようとする、しなやかなバランス感。

ルーツ・コンシャス:
本質、本能、自分、自然、家、家族、機能、ナショナリズムといった、ルーツを意識した戦略。
そんなトレンドは、一過性のものとはならず、定着する。

2004年9月
<転載済み>
夏の旅
アレックス・モールトン
パゴン
沖縄
2004年10月 漆 JAPAN なちやオリジナル多用椀
金繕い
グローブ・トロッター漆塗りVer.
2004年11月
秋の夜長 ニッカ 余市
パーカー51スペシャル・エディション
2004年12月 王道 熱海
ボウリング
御用聞き
2005年1月 Over Night / 夜越し トワイライト・エクスプレス
スモール・ホテル
2005年2月 Not Simple But Minimal ジャパニーズ・ブラック

雪景色
2005年3月 Fun, Transport エアバス A380
ツェッペリンNT
アルフレッド・ダンヒル
2005年4月 サクラサク
16代佐野籐右衛門
さくらいちばん
2005年5月 職業 ニート&フリーター
キッザニア
世襲
2005年6月 雨具
ひまわり6号
2005年7月 ビーチ 海の家
パナマ帽
琴引浜
2005年8月 コミュニケーション

英語

芸術
ボーダフォン802SE

2005年9月 守り神 シーサー
ヤモリ
なまはげ
2005年10月 おもてなし 旅館
茶事
タクシー
2005年11月 アドベンチャー ネイチャーツアー
新規プロジェクト
宇宙飛行士
2005年12月 プロフェッショナル 松阪大輔
桑田佳祐
ジェームズ・ボンド
2006年1月 組織
ミクロとマクロ
2006年2月 表参道ヒルズ
プレゼンテーション
2006年3月 情熱大陸
本城直季
2006年4月
<転載済み>
企画事務所
空港施設
2006年5月 数学
ナポリタン・スパゲティ
2006年6月 地震
弁護士
2006年7月 プロスポーツ
お土産品
2006年8月 ハイビスカス
ビッグバイク
2006年9月 ローカリゼーション
チャイニーズ・アート
2006年10月 サディスティック・ミカ・バンド
スパ
2006年11月 トライアスロン
寿司屋
2006年12月 千手観音
ディベロップメント
2007年1月 行動展示
ロボット
2007年2月 女神
映画
2007年3月 銀座&青山
学校教育
2007年4月 バカラ
編集力
2007年5月 美術館
ドライブ旅行
2007年6月 アシスタント
事業収支計画
2007年7月 川床料理
アフリカ
2007年8月 サウンドスケープ
サンダル
2007年9月
<転載済み>
マルケス・デ・リスカル
名物料理
2007年10月
<転載済み>
和装業界
鴨川
2007年11月 露天風呂
眠り
2007年12月 想像力
呼吸法

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